大阪大学とQC

日本でのQCの動きを調査していたら、あちこちに大阪大学(わしらは阪大と呼ぶが、いや出身が大阪だから大阪を贔屓にしていることは断じてない。第一、阪神タイガースなんぞに興味はない。強いて言えば、南海ホークスじゃ)がガンガン出てくる。大体、AispiritsのCTOが藤井啓祐教授の大フアンで、「これを読んでみい。このYoutube見てみい。」と喧しい。ちなみにCTOは京都出身。うるさいなと思いながら、読んだり、見たりしているうちに「何じゃい、このわかりやすさ。しかも、世界的に知られてるやんけ。」と思い始めて、それ以降大阪大学とそれの関連するQC絡みの組織に興味がある。ちなみに藤井先生の研究室はここ。

藤井啓祐先生。写真出典:大阪大学

その他にTwitterなどを見てると、根来誠先生や@snuffkinこと束野仁政先生が活発に投稿されていて、この際、QC大学とその関連の組織のがどういうふうになってるのか見てみよう。

まず藤井先生。所属は大阪大学基礎工学研究科で教授。また大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)で副センター長。普通の大学の学部は感覚があるが、何ちゃらセンターとは何だろう。ここの説明をまとめると。

量子情報は量子物理学と情報科学・計算機科学との学際融合領域として発展し、量子暗号、量子コンピュータ、量子シミュレータなど、古典物理学に基づく現在の情報通信・情報処理技術を凌駕する量子技術を生み出しつつあります。

また、渡り鳥のコンパスや光合成など生命でも量子現象が発見され、量子情報と生命科学の学際融合領域として量子生命科学が誕生しました。
量子情報で生まれた「量子もつれ」などの新概念は、ブラックホールからミクロな量子多体系、生命までを繋ぐ共通言語として、学術のさらなる融合・深化の触媒として期待されます

情報・量子生命研究センターは、量子コンピューティング、量子情報融合、量子情報デバイス、量子通信・セキュリティ、量子計測・センシング、量子生命科学の6つの研究グループから構成され、それぞれの分野の研究を発展させるとともに、これらの分野間および他の学問分野との学際融合研究を推進します。

また、国際的な量子イノベーション拠点として、海外の研究拠点との交流を推進するとともに、人材育成から社会実装まで担います。

2018年7月1日 先導的学際研究機構 量子情報・量子生命研究部門 設置
2020年3月1日 先導的学際研究機構 量子情報・量子生命研究センター に発展的改組
2021年4月1日 世界最先端研究機構 量子情報・量子生命研究センター に発展的改組

紹介ビデオはここ

QIQBの「about」ページから一部引用

更に、センター長には北側勝浩教授と三人の副センター長(藤井先生のほか、山本俊教授根来誠先生(准教授))。QIQBの研究分野とそれぞれの分野の研究者はここにまとめられている。

QIQBの1つのプロジェクトは量⼦ソフトウェア研究拠点(QSRH)と呼ばれる。

それも、ウエブサイトから引用してみる。詳細はウエブを参照。

それぞれの課題分野とリーダーはWEBを参照のこと。QSRHの参画機関と協力機関はここに示されている。QSRHの研究者の一覧はコンファレンスでQSRHのブースで貰ったbrochureから以下に転載した。QIQBとどのくらい重複しているのかわからないが。

Q2Bコンファレスのプログラムにはこのお二人のセッションもあったが参加できなかった。

更に、スタートアップコンテストには大阪大学のスピンオフのQuELが参加して優勝した。QuELの設立のプレス・リリーはここ。QCの分野で大阪大学からのスピンオフはQunasysにつぐ2社目。一部引用すると

大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)は、「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)量子ソフトウェア研究拠点」を運営するとともに、「光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)」に参画し、量子コンピュータ技術の研究開発および社会実装に取り組んできました。

この度、それらの研究開発成果である、量子コンピュータの制御装置・ミドルウェアの技術を事業化するスタートアップとして、キュエル株式会社(英語名:QuEL, Inc.)が設立されました。QIQBの研究成果を活用したスタートアップの設立としては、量子コンピュータを用いたソフトウェア開発を行う株式会社QunaSys(キュナシス)に続いて、2社目となります。

QIQBのプレスリリースの一部を引用

今後も大阪大学の動きから目が離せない。