Claude Code クイックリファレンス
1. なぜClaude Codeがすべてを変えるのか
従来のAIチャットとClaude Codeの違いを一覧で示す。
| 従来のAIチャット | Claude Code |
|---|---|
| チャットウィンドウ内で完結 | ローカルファイルシステム全体にアクセス |
| ファイルアップロードに制限あり | あらゆるファイルを制限なく処理 |
| セッションが切れる | 数時間に及ぶ長時間タスクに対応 |
| すべて自分で操作する | AIがチームメイトとして自律的に実行 |
アシスタントからオペレーティングシステムへ
Claude Codeは、AIを「訪れるチャットツール」から「ワークフロー全体に組み込まれるOSレイヤー」へと変えます。誰かに助けを求めるのと、実際に手を動かせるチームメイトがいることの違いです。
2. Claude Codeにできること
ファイルシステムへのフルアクセス
- PC上のあらゆるファイルを読み書き・作成・整理できます
- アップロード制限なし
- 例:「1万件のファイルを手作業で数時間かかるところを、数分で処理」
ツール&コマンド実行
- シェルコマンド、スクリプト実行、Git操作、パッケージインストールを自然言語で指示
- 例:「プログラミング未経験者でも、構文を学ばずにbashコマンドを実行」
MCP接続(200以上のツール)
- GitHub、Notion、Slack、Jira、データベース、APIなど、既存ツールスタックと接続
- 例:「あらゆるツールを1つのインターフェースに統合」
自律型マルチエージェント作業
- サブエージェントが並列で動作し、チェックポイントで巻き戻し可能、バックグラウンドタスクも実行
- 例:「ジュニアエンジニア5人に委任するような感覚」
3. Claude Codeワークフロー
作業は4つのフェーズで進む。
分析・リサーチ → 計画・判断 → 作成・実行 → 拡張・反復
| フェーズ | 具体的な作業例 |
|---|---|
| 分析・リサーチ | 顧客フィードバックの統合、競合調査、ドキュメントからのインサイト抽出、ファイルの要約 |
| 計画・判断 | メモからPRD作成、ロードマップ優先度の決定、戦略オプション生成、意思決定フレームワーク構築 |
| 作成・実行 | プレゼン生成、コード/プロトタイプ作成、レポート・ドキュメント作成、ダッシュボード構築 |
| 拡張・反復 | 反復ワークフローの設定、MCP経由の再利用可能ツール作成、バッチタスクのスケジュール |
プロダクトマネージャー向けの例
会議の議事録 → PRDを自動生成 → Jiraチケットを自動作成 → Slackサマリーを投稿 → ダッシュボードを更新
4. セットアップ手順
推奨パス:VSCodeと併用
- VSCode(https://code.visualstudio.com)をダウンロード
- プロジェクトフォルダをVSCodeで開く
- VSCode内でターミナルを開く(View → Terminal)
claudeと入力してEnter- ブラウザポップアップで認証
動作要件
- macOS 13以上、Ubuntu 20以上、またはWindows 10以上(WSL/Git Bash)
- Claude Pro(20/月)、Max(100〜$200/月)、またはAPIクレジット
代替手段:ターミナルから直接インストール
Mac/Linuxの場合:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | sh
Windows(PowerShell)の場合:
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
インストール後、プロジェクトフォルダに移動して使用する:
cd <your-project-folder>
5. あらゆるツールと接続する(MCP)
MCPとは
Model Context Protocol。Claudeをあなたのツールに接続するオープンスタンダード。「AI版USB-C:1つのプロトコルで数百の接続」と考えるとわかりやすい。
接続可能なサービス例
| カテゴリ | サービス例 |
|---|---|
| 開発ツール | GitHub, Sentry, Linear, GitLab |
| 生産性 | Notion, Slack |
| データ&リサーチ | Perplexity, PostgreSQL, Brave, Filesystem |
| コミュニケーション | Gmail, Typefully, Buffer, Discord |
クイック追加コマンド
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
6. 必須コマンド一覧
スラッシュコマンド(Claude Code内で / を入力)
| コマンド | 機能 |
|---|---|
/help | 利用可能なコマンドを一覧表示 |
/clear | コンテキストをリセット(タスク間で使用推奨) |
/compact | 会話を圧縮してトークンを節約 |
/model | Opus/Sonnet/Haikuを切り替え |
/mcp | MCPサーバーの接続状態を確認 |
/doctor | インストールの問題を診断 |
/config | 設定を開く |
ファイル参照(@ を入力)
| 構文 | 例 |
|---|---|
@ファイル名 | @report.csv |
@フォルダ/ | @data/ |
| Tabキー | パスを自動補完 |
キーボードショートカット
| 操作 | キー |
|---|---|
| キャンセル/停止 | Esc |
| チェックポイントを巻き戻し | Esc 2回 |
| 画像を貼り付け | Ctrl+V(Macの場合もCmd+Vではなく Ctrl+V) |
| シェルコマンドを直接実行 | ! で始める |
7. Skills と CLAUDE.md
Claude Skills(再利用可能な自動化)
タスク固有の指示パッケージ。関連するタスクの際にClaudeが自動でロードする。
フォルダ構成例
~/.claude/skills/
├── linkedin-writer/
├── prd-generator/
│ └── SKILL.md
└── data-cleaner/
└── SKILL.md
ビルトインスキル
docx— Word文書の生成xlsx— スプレッドシートの生成pptx— プレゼンテーションの生成pdf— PDF処理
CLAUDE.md(プロジェクトメモリ)
Claudeにプロジェクトの永続的なコンテキストを与えるマークダウンファイル。
# Project: Marketing Dashboard
## Key Commands
- npm run build
- npm test
## Style Guide
- Use TypeScript
- Follow existing patterns
## Important Context
- Main data source: data/analytics.csv
- Deploy target: Vercel
配置場所
- グローバル:
~/.claude/CLAUDE.md - プロジェクト:プロジェクトルートの
/CLAUDE.md
8. プロンプティングテクニック
| テクニック | いつ使うか |
|---|---|
| 具体的に指示する | 常に。「このCSVをきれいにして」→「B列が空の行を削除し、メールで重複排除して」 |
| 例を示す | 出力形式が重要なとき。望む形式の例を1〜2つ提示する |
| ステップを連鎖させる | 複雑なタスク。「まず分析して、次に要約して、それからアクションアイテムを作成して」 |
| 制約を設定する | 品質管理。「500語以内」「2024年以降のデータのみ使用」 |
| 役割を割り当てる | 専門性が必要なとき。「データアナリストとしてこのデータセットをレビューして」 |
| /clearを挟む | 無関係なタスクの間で、コンテキストをリセットする |
プロパターン:チェックポイント+反復
- まずClaudeに計画を立てさせる
- 実行前に計画をレビューする
- チェックポイントを作成させる
- 問題があれば
/rewind(Esc 2回)で巻き戻す - 具体的なフィードバックで反復改善する
9. 料金クイックリファレンス
| プラン | 月額 | 最適な用途 |
|---|---|---|
| Pro | $20 | 軽い使用、短時間タスク |
| Max 5x | $100 | 日常的な使用、大規模プロジェクト |
| Max 20x | $200 | ヘビーユーザー、大量の自動化 |
| API | 従量課金 | CI/CD、エンタープライズパイプライン |
リソース&参考リンク
公式ドキュメント

